年次を重ねるごとに
できることが増えていく喜び。

1年目は夜勤帯のフロントを担当。そこで最も苦労したのは英語でした。当時はインバウンドが6～7割を占め、英語が必須。大学である程度学んでいたのでお客さまがおっしゃっていることはわかるのですが、英語で返答することができない（苦笑）。「何とかしなければ」と、ひたすら定型文を覚え、英語が堪能なスタッフの方々から教わりながら、ジェスチャーも交えながら応対していきました。そのうちに聞く力、伝える力が向上し、海外のお客さまと会話ができる楽しさを味わえるようになりました。2年目になると、新しいスタッフへの指導などやるべきことが増え、また新たな学びが始まりました。そんな中で印象に残っているのは、当ホテルから程近い受験会場で資格試験を受けるお客さまの応対をした時のこと。客室の環境をあらかじめ知りたいとのことで、お客さまのご要望に沿った客室と宿泊プランをご提案するとほっとしたようで、「これで安心して勉強に集中できます」とのお言葉をいたただきました。また最後には「おかげで合格できました」との嬉しいご報告が！ご滞在中に顔を合わせる機会があり、試験当日もお見送りをしていたので、自分のことのようにうれしい気持ちになりました。そしてお客さまの人生の大切な日に関わることができるのも、この仕事の醍醐味だなと実感しましたね。